ワタシには、コンプレックスが、ある。


ひとつは
容姿に関する事であり、整形などでは改善できない部分。

別に
他人から見れば、取るに足らない内容だと思う。
生きることに支障がある訳でもないし。

理想的な容姿に憧れるなんて、若いうちの特権であって
いい歳をした中年が
そんな事で悩むなんて、ナンセンスだとは思う。

実際、今はもう、諦めて折り合いはつけたつもり。



でも、子供を諦めたひとつの理由、ではあった。



適齢期、夫からも子を求められた時も
どうしてもどうしても、自分のそれを受け入れられなくて
そんな悍ましいDNAを残すことが怖くて
のらりくらりとかわしてしまった。

実は、持たなかったことに対し
今でも後悔とか淋しさは、あまりない。



この先、もっと老いた時になって感じるのかな…




もうひとつは、内面的な事。


ワタシは何事においても
比較し優劣をつけてしまう傾向がある。

自分自身さえも、他人と比較してしまう。
容姿の事なぞ、その最たるものだ。


だからこそ、不安しかなかった。

もし、他人の子より
可愛くなかったら
性格が悪かったら
賢くなかったら…

それでも愛し続けることは出来るのか?

自分の子は特別だ、という意見もあるが
そんなふうに思えなかったら?



結局、私は中身がお子さまなんだと思う。

でも
気持ちや考え方って、努力では改善できない部分だと思うから。





…リアルでは、誰にも言ったことはないが。


そんな闇を持って、生きている。